黙水さんまつり2017

牛窓、長浜が誇る在野の考古学者・時實黙水さんは60年間コツコツと史跡の発掘調査を行い、戦後の考古学者の中でも一目置かれた存在でした。寒風古窯跡群が国の史跡に指定された背景には、黙水さんの孤独で地道な努力と内に秘めた情熱があったのです。

本日、寒風ボランティア協議会主催の「黙水さんまつり」が開催され、講演会「師楽式土器について」講師:間壁葭子氏(神戸大学名誉教授・元倉敷考古館学芸員)にはたくさんの方々に参加いただきました。
製塩土器の名称として「師楽式土器」というものがあります。先生が学生時代に調査し卒論のテーマにした思い出の土器について沢山お話しいただきました。牛窓には「師楽」という地名があり、その地名が名称として付けられているのですから牛窓のこの辺りで盛んに塩が作られていたことがうかがえます。参加いただいた皆さんは興味深くお話を聞かれていました。
師楽式土器に付いているたたきの文様は外側にありますが、寒風の須恵器についているたたきの文様は内側にあります。時代、土器と須恵器の違いはありますが、何か近い印象を受けます。

黙水さんの命日が6月13日ということで、お墓参りを皆さんとしてきました。

千年の月日が流れても、焼き物はその当時の様子を伝えます。黙水さんも調査しながらいろいろなことを想像されたのでしょうね。

 

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