「十坪住宅貯金箱」リバイバルプロジェクト
「公益財団法人 寒風陶芸の里」寒風陶芸会館では、陶のご縁をいただき「十坪住宅貯金箱」リバイバルプロジェクトに参加せていただいております。以前別のプロジェクトの際に長島の皆さんに参加ご協力いただいたご縁もありましたので、今回のお話をいただいたときは、陶芸に携われていられることを大変うれしく思いました。
先日5月9日から始まりました、岡山県瀬戸内市のふるさと納税クラウドファンディング(GCF)「後世に伝えたい ハンセン病の歴史」の、お礼の品の一つとしての取り組みです。
はじめてこの貯金箱を見せていただいたとき、住宅型ということもあってか、何か体温のようなものを感じました。実際の十坪住宅では、屋根を伸ばしたり、部屋を増築したりと、よりよく暮らすための知恵や工夫を重ねて成長していったとお聞きしました。当たり前にあるべき日常がそこにあったと思います。ただその日常は過酷な隔離政策によって長島に限られた環境にあったのです。この限られた環境において、計り知れない悲しみやご苦労があったと思います。立場や目線が変われば感じ方も変わると思いますが、そこに暮らした方たちに想いを寄せることから多くの学びがあるように思います。
この貯金箱が長島の歴史を伝えるモノの一つとして、多くの皆さまに関心を持っていただけますように。そしてこの小さな貯金箱が学びの種の一つとなることを願っております。
皆さまのご支援、ご協力を、何卒よろしくお願い致します。
現在残っている「十坪住宅貯金箱」1935年(昭和10年)頃作成
■岡山県瀬戸内市のふるさと納税クラウドファンディング「後世に伝えたい ハンセン病の歴史」
https://www.furumaru.jp/gcf/projects/detail.php?project_code=332127_03
■NPO法人ハンセン病療養所世界遺産登録推進協議会
https://www.hansen-wh.jp/