瀬戸内市クラウドファンデング型ふるさと納税 返礼品「十坪住宅貯金箱」制作からお届けまで

瀬戸内市クラウドファンデング型ふるさと納税
返礼品「十坪住宅貯金箱リバイバル版」へお申込みいただきありがとうございました。
本日、一つ目の貯金箱を発送することが出来ました。

十坪住宅貯金箱リバイバル版という「もの」のお届けではありますが、この貯金箱を通じて
ハンセン病療養所と療養所内での過酷な隔離政策を必死に生きてきた方たちの歴史に関心を
持っていただければ思います。
そんな「思い」がお届けできたら嬉しいです。

<制作工程>
■ずらりと並んだ型
 

■【本体】ベルトでしっかり固定した型へ、粘土を押していきます。
空気が入らないように、しわになりにくいように、模様がしっかり出るように押し付けます。ちょっとコツが要ります。
 

■【屋根】空気が入ると粘土が型に沿わないので、奥から少しずつ丁寧に。
厚めに盛った粘土をヘラで調整しながら削り取り、土台のサイズに合わせ接着面のサイズを出します。
 

■これらのパーツを組み立てていきます。

■少し置いて、水分が軽く抜けたところで型から外していきます。
乾きすぎるとパーツの接着に苦労しますから、丁度よい頃合いを逃さぬよう、タイミングを計ります。
  

■どうしてもしわになってしまうところがあるので、ヘラで修正します。
玄関ドアのパーツは厚みを均一にするため、接着面を残しくり抜きます。
  

■玄関屋根・窓のパーツを型から外します。
  

■各パーツの接着
  

 

 

■本体内部も削って厚みを調整。屋根パーツにある貯金箱投入口をカットします。
  

■屋根と本体を接合するため、接着面に傷をつけ、水に溶いた土を塗ります。
接着面の粘土がより絡み付き外れにくくなります。
  

■屋根をそっと乗せて余り部分の幅が均一になるように接着します。
  

■位置が決まったらしっかり接着面を押さえます。
やきものは乾燥と焼成の段階で全体が2割ほど収縮します。接着が弱いと接合部分が裂けるように収縮してしまいますから、本体と屋根が離れないようにしっかりしっかり丁寧に押さえます。
そして引き戸の模様をへら書きします。
  

■すべてのパーツを組み立てて、へら書きが終わったら、ゆっくりゆっくり乾燥させます。
乾かしたいのですが、乾きすぎないように時間をかけてゆっくり乾かします。
組み立てるパーツが多いため、接合部分の収縮が上手くいくようにゆっくりと。

■藁を詰めて一度800度で素焼きをします。

■長島愛生園の内白間窯で使われている「かいづか」の灰を分けていただきましたので、屋根に振りかけます。
かいづかの樹を燃やして灰にし、長石などを調合して会員の皆さんが作られたものです。
製作に使用する寒風の粘土に少量、光愛道路の赤土を入れています。
十坪住宅があった場所の素材を少しでも加え、作品に景色をつけます。
  

  

■炭を入れて、1230度で2度目の焼成をします。
 

■完成です!
貯金箱の裏には「うちしらま窯」の印、会員の皆さんの「斉」、「伸」の印、制作に携わらせていただきました「寒風」の印を押しています。限定品のナンバリングは会員さん手書きの数字を、レーザー加工で焼きつけています。
  

■十坪住宅貯金箱用のオリジナルダンボール箱に入れてお届けします。
この箱は塗り絵も出来るようになっていますので、小さなお子さんにも身近に感じていただけることと思います。
十坪住宅貯金箱についてのしおりと、思いを込めてお届けします。

お申込みをいただいてから、お届けできるまでにお時間いただきますがお許しください。
  

  

岡山県瀬戸内市のふるさと納税クラウドファンディング「後世に伝えたい ハンセン病の歴史」

NPO法人ハンセン病療養所世界遺産登録推進協議会

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