オリジナル植木鉢づくり

昨日はオリジナル植木鉢づくりの日でした。
通常、食器づくりの説明になると注意点があれこれあり、制約が出てくるのですが、口当たりも、手に持った時の重みも、表面の仕上げも、それほど気にしなくていい植木鉢づくりは、「自由に作っていただいてかまいません!」です。

しかし自由ほど難しいものはないということで、こうしてみましょう、という提案で、制作が進んでいきました。
手を動かし、土を触っていくにつれ形になっていきます。「自由にどうぞ!」と言われた時の困った様子はもうありません。

指導員として、説明やお手伝いをしていていつも思います。
丁寧に説明すればするほど、体験者の作るものの自由さがなくなっていきます。
注意点やポイントはあるのですが、細かいところが気になってしまい、楽しく制作することができにくい方がおられます。
でも、実際はそうでもなく、柔らかい相手(素材)なので表現の自由度は高く、「とにかくやってみなはれ!」な素材です。
頭の体操と思っていただければ、試行錯誤の時間の後はすっきりしたものになると思います。
本日の参加者のお一人は、最初何を作ったらいいかわからないご様子でしたが、途中から大好きな列車の植木鉢にすると決めました。
そこからは迷うことなく、列車植木鉢に向かってまっしぐらでした。
*植木鉢なので中に座席・つり革が作れない→それならこの列車に自分が乗ったことを想像したときつかまるものが必要→このあたりに柱を立てておこう→これなら乗った時安心だろう
というストーリができました。聞いていてとても楽しく、ご本人も楽しく作っておられました。
よかった。
次は焼き上がり後に、多肉植物のお客さんをたくさん乗せましょうね!
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