左馬のちゃわん

きれいに咲いた桜も葉桜にかわった今日この頃みなさまいかがお過ごしでしょうか。

今日は【左馬】のちゃわんのご紹介、みなさま左馬についてご存知でしょうか?

左馬とは馬という字を鏡文字で書いたものです。陶芸界では新しく築いた窯を初めて焼成するときに左馬のちゃわんを入れて焼くという風習があります。
つまり初窯のみの作品ということなのですが、この左馬のちゃわん(ちゃわん以外のものにも入れる場合があります)を使うと、無病息災、家運長久、福寿万来、事業成功などのいわれがある縁起のよいちゃわんなのです。

写真にあるちゃわんはこのブログでも紹介してきた須恵器焼成プロジェクトで実際に窯を築き初めて焼成したときに焼きあがった須恵器ちゃわんです。
実をいうとこのちゃわんの左馬には写真にあるように2パターンがあります。なぜ2パターンあるかは来館いただいて質問された方のみということで。

あまり見かけない左馬のちゃわん、よろしかったらみなさまのご食卓で用いていただければ幸いです。